
ブランド
コミュニケーション
企業の人格を、
いかにつくりあげていくか。
理念やデザインはブランディングの道標
になります。
1950~60年頃にアメリカを中心に始まった
CI (Corporate Identity/コーポレート・アイデンティティ)は、
他者との識別手段としてシンボルマークやカラーリングデザインを中心とする
ビジュアル的な表現統一が主な目的とされていました。
そうした企業のコミュニケーション活動に、一定の整合性をもった長期経営方針を絡めることで、
情報発信競争で成功をおさめることができたのです。
しかし、近年ではインターネットの普及による情報伝達の多様化、
国や地域、業種を超えた産業・経済社会のボーダレス化等、社会的背景が劇的に変化しました。
加えて環境問題におけるエコロジーデザイン、
少子・高齢化におけるユニバーサルデザインが台頭するなど、
従来型のデザインコミュニケーションだけでは充分に対応することが困難になってきました。
中堅・中小企業のマネジメントに、現在、最も必要とされているのが、
事業そのものを鮮明に明確にするブランド化だと言われています。
知的財産やビジネスモデル等が国策として重要視される時代だからこそ、
ブランディングコミュニケーション戦略は、企業経営の要索として捉えられつつあるのです。
ブランドデザイン環境を構成するポイント
出典参照:経済産業省製造局デザイン政策チーム「戦略的デザイン活用研究会報告書のポイント」より